日本の条約不履行を訴える手紙 (抜粋)
W.E.ビドルマンとH.H.ドティは下田を退去するに当たり、下記の手紙を国務省に送った。
アメリカ合衆国、国務省 御中
神奈川条約の第四条と五条にのっとり、我々は全財産を投資し、我が家族と我々自身の生命を賭し、多くの不便を忍び、サンフランシスコ登録のアメリカ船、C. E, フート号に乗って今年3月15日、仮に滞在するつもりで日本に到着した。そして今、本条約の第四条と五条に違反し、我々の下田と箱館への仮滞在を拒否し我々を退去させようとする日本政府の決定の結果、この計画が挫折し、競売で清算し得る以上の大損害を蒙る程の被害に直面している。
したがって今我々下記署名者は、前回も日本帝国政府に抗議したごとく、本条約違反は我々の不利益なるが故に、前述の日本政府の決定に抗議する。